ツァラトゥストラはこう言った

この本を単体で理解するのはなかなか難しいと思う。解説書とかがあったほうがよさそう。

 

悩みと不可能、ーそれが一切の世界の背後をつくったのだ。そして苦悩に沈湎する者だけが経験するあのつかのまの幸福の妄想が、世界の背後をつくりだしたのだ。

 

評価そのものこそ、この世で高く評価され珍重される宝にもまさる宝である。

 

自分の知っていることに背いて語る者だけが、うそつきなのではない。自分の無知に背いて語る者こそ、うそつきなのだ。

 

わたしは誰もは慎重に調べて、物を買うのを見た。誰もが抜目のない目つきをしている。しかし妻を買うとなると、おそろしく抜目のない男も、袋入りのままで買う。

 

ふさわしいときに死ね。これはツァラトゥストラの教えである。

 

もちろん、ふさわしいときに生きたことのない者が、どうしてふさわしいときに死ぬことができようか?そんな者は生まれてこなければよかったのだ!ーわたしは余計な人間たちに、こう忠告する。

 

まことに、現代の人たちよ、あなたがたはあなたがた自信の顔にまさる仮面をかぶることはできまい!あなたがたが何者なのか、誰にもーわからない!

 

多くのものを見るためには、おのれを度外視することが必要だ。ーこの苛酷さがすべての登攀者(とうはんしゃ)には必要である。

 

結局かれらがひたすら望んでいることは、一つである。誰からも苦痛を与えられないということだ。そこで先廻りして、だれにも親切をつくすというわけだ。

 

「もはや愛することができないときには、ーしずかに通りすぎることだ!」

 

ーいい趣味でも、わるい趣味でもない。

 

わたしの趣味なのだ。わたしはもはやそれを恥じもしないし、隠しもしない。

 

多くのことを中途半ぱに知るくらいなら、何もしらないほうがましだ!他人の思いすごしで賢者になっているよりも、自分の責任で馬鹿者であるほうがましだ!

 

与えるこつは受けるこつよりむずかしい

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この本の情報

タイトル ツァラトゥストラはこう言った
著者 ニーチェ
出版社 岩波書店